お茶を愛する静岡から生まれた文学賞

お茶と心をつなぐ物語を募集します

『茶 柱』

小林泉美

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五月二十一日。祖父が倒れた。
新茶の摘採が終わり、ホッとしていた矢先のことだった。静岡がんセンターのエントランスは、半年前と同じように、きれいな花が飾られていた。

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